もはや政策とかどうでもよく、偽善が世界地図を覆い尽くし、人類を窒息させていることが最大の懸案であったのだし、政治的正しさという怪物を倒すためなら、それこそ血塗れになるのも厭うべきではない。偽善に悩まされる愁傷に終止符が打たれるのなら、世界を破壊してくれても構わない。実際は、ヒラリーという守銭奴のほうがビジネスとして戦争をやる懸念もあるし、トランプは意外と安全だと思うが、ともかく人間が生々しさを取り戻すことによって血腥い瘴気が漂っても痛痒はない。人間が福祉の対象でしかないのであれば、マイノリティは見捨てられたほうが望ましい。もしくは福祉で悦んでいるマイノリティは、人権という無法地帯での堕落を恥じるべきである。人権という思想警察は膨れ上がり続けているが、この偽善を撃たなければ人間が生きている意味がなくなってしまう。われわれは他人としてしか存在できない。他人の前では他人だ。20年ほど前、インターネットの普及で「自分」を開き示せると期待されたが、この幻想はひとまず潰えていた。有象無象がゴミみたいな「自分」を繋げてもどうにもならないことは、経験的に示されていた。マスゴミに代弁されるだけの一般的な他人を超えて殴り書きしたところで、ゴミはゴミだった。とはいえ、よそよそしい一般的な他人ではなく、もっと本音に踏み込んだ他人となるための素地は出来つつあった。われわれは他のネットユーザーとつながって群生動物となることは望んでいないが、他人と他人との関係が、儀礼的、もしくはマスメディアや人権団体にコントロールされることも望んでいない。ドナルド・トランプという偉大な人間がアメリカ大統領に選ばれた。トランプ支持を公言するだけで社会的に終わってしまうのに、当選したのである。大手メディアがトランプの当選を阻止しようと万策を尽くしたのに選ばれた。これがネットの力であるのは論を俟たない。これまで役に立たないと思われていたネットの力が、はじめて世界を変えたのである。やはりトランプという特異点あってこそ、である。有象無象が群れても無駄だが、ドナルド・トランプのような人物が現実で行動すれば、われわれはそれを支援することが出来る。もちろん投票用紙という弾があってこそ、この偽善的な社会を撃ち抜くことが出来たのだし、たやすく他のケースに適用は出来ないが、人権社会として完結したとされる人類史が、この世界没落体験を経て、叙事詩として新しい事跡を刻んだのである。果たして悪魔に憑かれているのはどちらなのか、その正答を記すのは差し控えるが、偽善という既製品の仮面を被らされるくらいに人間を蝕むものはないのであるから、あけすけな世の中に立ち返ろうとするトランプ旋風は、仮死状態の人間が篋底に秘めていた魂に息吹をもたらした。普段の上っ面だけの「他人」を演じることから逃れる機会を与えられたのだ。マスゴミという中間業者を排して、われわれが新たな他者となるのは容易くないし、トランプがアメリカの田舎を遊説して回ったオフラインの活動も大きいが、われわれも、新しい団結の仕方を学習したと言える。他人としてしか存在し得ない人間のさだめは変えられないが、政治的正しさを強要されてきた人たちがそれを投げ捨てたのである。真なる自己回帰であるとは言うまいし、そんなものはありはしないだろうが、少なくとも偽善的な正しさに黙らされてきた自分の殻を破り、トランプ支持者として、言いたいことは言うという人間の根本に立ち返ったのである。







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