われわれが夜警国家を望むとしても、なにかあるたびに再発防止だという騒ぎが起きて、立法が強行されてしまう。
そして新しい法律だけでなく、再発防止のためとして、役人の腐臭がする公益法人が作られたりする。

認知症での自動車事故が最近増えているとされるが、そんなのはどうでもいい。
増えてるから立法が必要というわけではあるまい。
減っていようが、立法が必要なら立法すればいい。
「再発防止」というキャンペーンを警察がやりたがっているのがうざいわけである。

そもそもわれわれはマスコミ経由(記者クラブ経由)で警察発表を見ているだけである。
世の中で毎日毎日起こる数え切れない事件のうち、ごく一部が三面記事を飾るのである。

なぜこの記事がヤフートップなのか。
(なお記事は実名だが、伏せ字にした)。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161215-00000076-mai-soci
事故を起こした母親(79)に運転免許の返納を求めて口論になり、首を絞めて殺そうとしたとして、岡山西署は14日、岡山市北区西辛川、自称会社員、○○○○容疑者(54)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。母親は病院に運ばれ重傷の模様で、○○容疑者は「腹が立って殺そうと思った」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は、14日午後6時40分ごろ、同居する母親(79)の顔などを自宅で殴り、首を絞めて殺害しようとしたとしている。岡山西署によると、○○容疑者は当時、飲酒していた。○○容疑者方をたまたま訪れた宅配業者が110番通報した。


容疑を認めているということだが、これは殺人未遂容疑を認めたということである。
たとえば「首を絞めたのは事実だが、殺す気などまったくなかった」と正直に言ったら、容疑を否認していることになるわけだ。
実際のところ79歳の婆さんの首を本気で締めたら簡単に死ぬから、本気のわけがない。
なにしろ、刑事も容疑者も法律の素人であるから、メクラとメクラが取調室で対面しているわけだ。
この程度のことで裁判官を煩わせるわけにはいかないから、「殺害する目的で首を絞めた」と素人刑事と素人容疑者で決着を着けるのも仕方がないのだが、とはいえ、世論形成のために殺人未遂罪にしたようにさえ思える。

認知症の自動車事故の再発防止などしなくていい。
認知症に自動車を運転させたら危険極まりないのは言うまでもないが、世の中にはいろんな痛ましい事故があり、それらの大半は放置されている。
立法が必要かどうかは、個別に判断すればよろしい。
こうやって特定のニュースだけ記者クラブで流して再発防止キャンペーンをやるのは情報操作と言うしかない。







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