National Security Council(国家安全保障会議)からバノンが排除され、それからシリアへの空爆が行われたのは偶然ではあるまい。

シリアで化学兵器が使われてから空爆まで70時間弱であるが、時系列ではこういう具合である。

シリアで化学兵器が使用されたのが4月4日(火曜日)。
バノンがNSCから排除されたのが4月4日(火曜日)。
シリアを空爆したのが4月6日(木曜日)。

バノンがNSCから排除されたのは、フリンの失脚と関係があるという。
フリンに帯同するような格好でバノンが入っていたが、フリンがロシア問題で消えたから、それとともにバノンには居場所がなくなったらしい。
フリンの後任であるH.R. McMasterはバノンに否定的であるようだ。
そこにシリアの化学兵器問題が立ち上がってきたので、トドメを刺されたのであろう。

当然ながら、シリアでサリンを撒いたのはアメリカの自作自演かと訝しむわけだが、これについてはよくわからない。
疑念は残るにせよ、ひとまず保留としておこう。

バノンの地位低下に伴い、イヴァンカの夫であるクシュナーが主導権を握ったとされる。
バノンが壁際に追いやられてクシュナーが中央に来ている絵面から、二人のポジションが入れ替わったことは明白である。
クシュナーはユダヤ人なので、同じユダヤ人のキッシンジャーから好感を持たれているらしい。
キッシンジャーは非公式のブレーンであるから、政権に入っているわけではないが、トランプ政権に発言力があるとされる。

シリア問題の少し前、4月の頭に、イスラム国の問題でイラク政府と話し合うために出向いたのはクシュナーだったが、クシュナーがイラクを訪れたのはこれが初めてということである。

シリア問題発生後は国務長官のティラーソンが前面に出てきている。
シリアのアサド政権に武器を売っているのはロシアであるし、このあたりの事情には誰よりも精通していると思われる。

トランプはティラーソンと接点がない。
ロムニーを国務長官の候補に挙げた時に側近が揃って猛反対し、かなり紛糾しているところにブッシュ周辺からティラーソンの推薦があったので、側近が飛びついただけである。
まったくコネクションがないところから生じてきた人事であるから、いわゆる外様である。

数日前に習近平が米国を訪れたが、クシュナーが中央にいたので、中国問題はクシュナーの担当のようだ。
これは非公式アドバイザーであるキッシンジャーの方針であるらしい。

プリーバス首席補佐官の更迭論も出ているが、これはオバマケア次第であろう。
ポール・ライアン下院議長の推薦でプリーバスを首席補佐官にしたのだが、議会の調整が出来ないのであれば不要ということになる。

プリーバスの後任として、CNNの報道では二人の名前が挙がっている。
下院で共和党のHouse Majority LeaderであるKevin McCarthy。
もう一人は経済担当大統領補佐官であるGary Cohn。
ゴールドマン・サックスの元社長(COO)でユダヤ人である。

今のところ、バノンを失脚させるためにクシュナーが祭り上げられている状態なので、その勢いを反映するような観測が多いが、実際にどうなるかはわからない。







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