JINSで眼鏡を買ってみたので体験談を書いてみたい。

わたしが最初に訪れたのは似たような業態のZoffであった。
ふらりと入って店員さんに薄型レンズについて尋ねてみたら、追加料金が発生すると言うので、ちょっと考えてみると言って数分で店を出た。

その後でネットで調べるとJINSの方は薄型でも追加料金がいらないという。
屈折率が高いほど薄くて値段も高いのだが、Zoffだと標準が1.55であり、1.67にすると追加料金7000円、1.74だと9000円する。
これはZoffが暴利を貪っているわけではなく相場なのであろうが、安いイメージが有るだけに釈然としないし、安さは擬態でしかない。

その翌日、わたしはJINSを訪れた。
レンズについてはこちらから言わず、まず購入を決めて、最後の方で店員さんの方からレンズのことを言われたのだが、「1.74は在庫がないので受け取りが後日になる」ということだった。
これもひとつの後出しではある。
本当に在庫がないというよりは、1.74だと赤字になってしまうのであろう。
なかなか1.74は出したがらないようだ。
とはいえ、1.70ということだったので、ずいぶん良心的に思えた。
レンズを含めて5000円の品物であったから、1.70でもかなりの出血サービスであろう。
客寄せのロスリーダーとしてドンキホーテが清涼飲料水を投げ売りしてるならともかく、メガネ屋の眼鏡がこんなに安くていいのか恐縮するところもある。

1時間未満で完成して当日受け取りというのはまったく知らなかったので、カルチャーショックを受けた。
出来上がった製品も明らかにレンズが薄いので、本当に1.70なのだろう。
手にとって矯めつ眇めつ検分してみて、洒落たこの眼鏡がとても5000円とは思えない。
決して高級品ではないし、フレームは安物だろうが、似たような度数の薄型レンズではない眼鏡と並べてみると、明らかに薄いのである。
果たしてこれで儲けが出ているのか謎である。
軽い近視であれば薄型レンズの必要はあるまいし、意外とそういう人がたくさんいて、ヘビーユーザーの赤字を多数のライトユーザーが埋め合わせる構図を想像したりするが、その裏付けはない。

薄型レンズでなければZoffでも価格は変わらないが、Zoffに優位性があるわけではない。
隙あらば薄型レンズで追加料金を取ろうと、悪魔の形をした影法師が追尾してくるのであるから、Zoffを選ぶ理由はないであろう。
ともかく薄型レンズにしたいならJINSがいいに決っている。


ちなみに有価証券報告書を見てみると、JINSは儲かっている。

http://pdf.irpocket.com/C3046/irQp/VVpV/B5YQ.pdf


平成24年と平成28年を比較すると、業績も伸びている。

売上高 218億円→408億円
当期純利益 11億円→24億円

Zoffは上場してないのでメガネスーパーを調べると、こんな具合。

売上高 192億円→157億円
当期純利益 △19億円→4億円


なぜか知らないがJINSは業績好調であるから、負い目を感じることはなく、何種類も作って構わないだろう。







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