不思議な事だが、拒絶と執着は同じである。絶対にやらない、のと、絶対にやめない、のは同一の心理である。何かに執着して365日不眠不休でやり続けるのと、何かを拒否して365日寝ているのは同じなのである。これは自閉性の問題に他ならないので、発達障害と括って終わりにするのは容易いが、とはいえ、「やる」と「やらない」が同一である不可思議さは、人間普遍のものである。われわれは他者から隔絶されているので、人間誰しも自閉性があるが、おそらく常識人と言われる人は軽症であるから、柔軟に調整するのがうまいのであろうし、力の入れ方が適切なのである。頑固だと言われる人はこの調整ができない。自閉状態に陥った人間にとっては、何もやらないのと、取り憑かれたようにやり続けるのが同一なのである。熱中するのは何もやってないのと同じというと如何にも奇妙であろうし、たまたま有意義なことにリソースを割いていれば、「何もやってない」などとは言えまいが、しかし、熱中と拒絶は似ているし、まったく見当違いのことに熱中していて、「何もやってない」のと変わりがないことも多々ある。ここで補助線を引くなら資本や労働や賃金の話になるであろうし、その埒外にあるものは社会化されていないので、すべては非生産的=無であるという論理を導き出すのも可能である。他人から頼まれておらず、自ら自分の時間を使うということになると、熱中と拒絶が似通ってくる。では、本当に価値ある活動とはなんだろうかというと、これは究極的には難しすぎる問題、もしくは素朴な価値判断としては当たり前過ぎる話なので、論を広げるのは差し控えておいた方がいいであろう。とりあえず他人から頼まれたことをやるのが無難だという常識的な結論は出せるし、拒絶と執着は同じと冒頭に書いたことについては、自分で考えた独りよがりなことは、やってもやらなくても同じだと言い得るが、それだけのことである。







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