「白米が健康寿命を縮める~最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖~」花田 信弘
日本人の炭水化物への偏重は、あとで述べますが、天武天皇の時代に出された肉食禁止令(675年)などにその理由が見いだされます。そしてこの主食への偏重は、平均寿命だけでなく、身長にも悪影響を及ぼしていたようです。 古墳時代から江戸時代まで、日本人は一貫して、背が低くなり続けてきました(図3-9)。主食を重視する伝統的な日本食は、慢性的な低栄養による低身長化を招くことが推察されます。

肉食が解禁されたのは、なんと明治維新以降のことです。第二次世界大戦後は、食生活の西洋化が進み、主菜と副菜、つまり「おかず」も重視することで栄養バランスが改善し、米の消費量が減ったことはすでに見たとおりです。そして日本人の身長は伸びたのです。

とくに着目したいのが、江戸時代の身長の低さです。古墳時代から低くなり続けた日本人の身長は、江戸時代から明治初期にかけて、歴史上もっとも低身長になっているのです。  一方、戦後の身長の伸び方を30歳男女の例で見てみると、男性の平均身長は、1950年の160・3センチから2007年の171・4センチと、10センチ以上、割合にして6・9%も伸びています。同時期の女性についても、148・9センチから158・0センチと、やはり10センチ近い、6・1%の伸びを示しています。  わずか60年程度の間に、大幅な身長の変化が起きているのです。


日本人の身長は明治時代が最も低くて男性の平均は153センチだったようだ。
鎌倉時代は158センチ、室町時代は156センチ、江戸時代は155センチである。
これは米を中心とした食事の結果だというのである。

最近の日本人は平均で172センチまで伸びているが、前掲書では、これを肉食文化の浸透だとしている。
この本では触れられてないが、ヨーロッパだと、身分によって身長が極端に違っていたとされる。
日本だと、身分の高い人が高身長とは限らないが、これは食生活の問題だと思われる。

「肉食の思想 ヨーロッパ精神の再発見」(鯖田豊之著)によれば、気候の問題からして、高温多湿の日本には稲作が向いており、そうでないヨーロッパでは酪農が向いているという。
日本だと雑草が堅く立派に育ちすぎて家畜が食べられないという。
ヨーロッパでは雑草があまり育たないから柔らかくて食べやすいのだという。

むし暑い夏のないことは、ある意味では、植物の生育に不適な条件である。植物が十分に繁茂するには、一般的にいって、暑熱と湿潤が何よりも必要である。どちらが欠けることも好ましくない。ヨーロッパで日本のような雑草がみられないのは、実は、こうした暑熱と湿潤のむすびつく時期が、一年を通じて全然ないからである。
(中略)
第1図と第2図をくらべても、このことははっきりする。東京では気温の山は同時に湿度の山である。気温が高くなれば、湿度も高くなる。これに対して、パリでは、両者は逆の関係にある。気温の山は湿度の谷である。気温がさがると、湿度があがる。こういう状態であれば、ひとりでに生える草類も柔らかなままで生長がとまり、日本の雑草のように、家畜の歯にあわないほど、固く太くなったりはしない。それが牧草として利用されるのである。
(中略)
ヨーロッパでも水稲を栽培してもよさそうなものであるが、ここでわたくしたちは気候条件につきあたる。水稲の栽培には、生育期に三ヵ月以上摂氏二〇度を越す気温と、年間で一〇〇〇ミリを越す降雨量が必要であるが、ヨーロッパでこのような条件を満たすところはほんのわずかである。水稲栽培が可能なのは、本来的には、役にたたない雑草を繁茂させる、暑熱と湿潤のはげしい所だけである。


わたしは筆を補うだけの科学的知識がないので、特に付するところはないが、それなりに興味深いのでまとめてみた。







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