2017.07.05

合意の重要性

たとえばレイプされて自殺する人がいるわけだが、おそらくこの重大性が人間社会を作り出している。
合意なき性行為のダメージが軽いとすれば、レイプというのはそれこそ合意なく、もっと軽々しく行われるであろう。
人間社会では、どうしても合意が必要なのである。

この合意に至らない場合に、何らかの形で強行突破しようと考えるのであろうし、それがストーカーという形で現れるのである。
なぜ岩崎友宏が冨田真由さんをロックオンしたかと言えば、過去にいろんな人からブロックされているし、誰からも拒まれることはわかりきっているからである。
いわば人間最後の悪あがきである。
滅多刺しという凶行は、誰とも合意が成立しないことへの象徴的な復讐なのであろう。
そして合意の不成立という難題を血腥い惨劇として示したのである。

われわれ人間は合意を重んじているから、他人の意志を差し置くような行為に正当性は認めていない。
果たして、われわれが普段から、あらゆることで他人と合意しているのかというと疑わしいのだが、合意の重要性という認識はある。

社会契約うんたらという妄想も、合意がない社会はまずいという観念があるからであろう。
まったく合意したおぼえがない社会に住んでいるのは、とても都合が悪いのである。

セックスの合意と、社会的合意を同一に捉えるわけにもいかないであろうし、たとえば性奴隷にするのと、農奴に労働させるのでは、その蹂躙のレベルが違うであろうが、とはいえ、それなりに似通った感覚である。
おそらくこのあたりの理屈を突き詰めたり厳密に分類したりするとややこしくなるので、あえて大雑把にしておくが、われわれは自由な人間として合意することを望んでいるのである。
男女が合意して結婚する場合でさえ妥協の産物であろうし、人生の節目節目で渋々と承諾して生きているのが実態であるから、あれこれ強いられてこそ人間という言い方も可能だが、合意がなければ苦痛であるところが肝心なのである。







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