「自由論」ジョン・スチュアート・ミル(斉藤悦則訳)
これまで長い間、法律による処罰をひとびとが恐れたのは、社会的に汚名が残るからであった。つまり、本当に効き目があるのは刑罰でなく汚名なのだ。じっさい、ほかの多くの国では法律による処罰を恐れてひとびとは意見の発表を控えたりするが、イギリスではむしろ社会的な非難を恐れて発言を控える者が多い。他人の好意にたよらなくてもやっていけるほど金銭的に余裕のある人を除けば、誰にとっても世間の評価は、自分の意見を控えさせる点で法律と同じくらい効果がある。パンを得る手立てが絶たれる辛さは、投獄されるのと変わらないだろう。たしかに、パンをすでに確保し、権力者や諸団体や公衆の歓心を買う必要のない人間なら、どんな意見でもあけすけに表明して平気でいられる。人から悪く思われたり、陰口をたたかれたりはするだろうが、それに耐えるために彼はことさら英雄的な性格を備える必要もない。

トランプがCNNにラリアットを食らわせている動画については話題であるから、仔細に渡る説明は省いてもいいであろう。
かつてトランプがWWEに参戦してCEOのビンス・マクマホンと対戦したときの動画にCNNのアイコンを貼り付けただけである。
ビンス・マクマホンの妻であるリンダ・マクマホンはトランプ政権の中小企業庁長官であるから、普段からの交友関係もありそうである。

この動画はただの一般人が作成してRedditに投稿したということだが、なぜかこの一般人が反ユダヤ主義者として、CNNに吊し上げを食らったのである。
身元については記事に出なかったが、CNNに謝罪をしてなんとか許してもらったようだ。
許しを請わなければ名前を出されていた可能性も十分ある。

なぜCNNに謝罪する必要があるのか謎だったのだが、どうやらCNNの経営陣やキャスターの顔写真を並べたユダヤ人リストを作っていたらしい。
顔写真にはそれぞれダビデの星が貼り付けられている。
この画像自体についてはビジネス・インサイダーの記者もツイートしているから、おそらくフェイクではない。
それに、問題のユーザーがCNNのユダヤ人リストを作っていたとすると、CNNに謝罪という不可解さにも筋が通る。
わたしは今のところ、この画像に並ぶお歴々がユダヤ人かどうかひとりひとり確認する作業はしてないし、そもそもユダヤ人だと明確にしているとは限らないので、これはあやふやな風聞に基づいたものであろうが、CNNの社長がユダヤ人なのは確かである。

CNN=ユダヤなのかどうかについては知らないし、そもそもユダヤとは宗教であるから、本人の信仰の問題でもある。
ともかく、そこにCNNが食いついてきたのである。
このような乱暴狼藉が話題にならないのは、人権団体のリンチは記事にならないということなのだろう。
人権問題でやらかすとトランプのような扱いになるから、大富豪でもなければやってられない。
今のところ問題のユーザーの身元は報じられてないが、脅しめいたことをCNNがやったのは、その一般人が大富豪でなかったからなのだろう。
CNNに頭を下げて、どうにか名前を報じないでくれ、と命乞いするしかなかったのである。







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