わたしが佐藤日向に対して強い怒りを抱いたのは、「少女 歌劇 レヴュースタァライト」について、「当日券がある」という紛らわしいツイートをしたからであるし、実際は「当日券のための整理券配布」と抽選であったから、わざわざ渋谷まで行ったのが無駄足になったからである。
佐藤日向は自らを推してもらうために、自らのカラーの水色の服を着てくれとか、つまり、オタ向けの営業活動として「当日券がある」とやっていたわけだ。

なぜわたしだけが怒っているのかというと、真人間を装っているヲタは黙っているのであろうし、わたしは佐藤日向に興味がないからであろう。
わたしは今まで佐藤日向のツイッターをフォローしたことさえないし、たまたまRoseliaの姉ちゃんが出ているから、今回の演劇を見てみようと思っただけである。
普段は佐藤日向のツイートなんぞ見てないのだが、たまたまRoselia繋がりでチェックしたのである。

さて、このタイプの利口で素直な人間に時たま激しい怒りを持つことがある。
たとえば道を譲らないとか些細な事でも、人から好かれそうなタイプの人間にそれをやられると、こちらが悪者にされる予感がMAXになるので、それが憎悪になるのである。
ゴロツキに攻撃されるのとはまた別の怒りである。
無個性で利口で見た目も好青年みたいなやつから無神経なことをされると、いかにも差別的な言動を受けたという強い印象を受ける。
喧嘩を売られたというよりは、貴族と賤民が当然のごとく決っているというナチュラルなカースト意識を感じるのである。

わたしが佐藤日向に全く関心がなかったことは前述したとおりだが、やはり利口で素直なタイプなので、人から好かれそうなところが嫌だというか、「こっちが悪者にされそう」という畏怖があり、敬遠していたのであろう。こうやって小さなトラブルが起こると、向こうが健全な貴族でこちらが狂った廃疾であるという前提について、天道是か非かという義憤があり、おそらく人間の根源的な劣等感の問題である。当日券の抽選があるのを「当日券がある」と記述するのは誤りだと思うのだが、どれだけ理屈を弁じ立てようが、賽の河原で小石を積むような徒爾にしかなるまいし、あくまで人間の貴賤で決着が付き、結論が綴じられてしまう。

人類全員が佐藤日向の味方をしそうだし、そういうナチュラルな貴族主義というか、逆に言えば、こちらがナチュラルで賤民というか、そういう理不尽さである。
当日券の問題で佐藤日向は釈明もしてないし、すっかりAKB商法でヲタを転がすことに馴染んだ様子だが、このままいろんな人に取り入りながらうまくやっていくのであろうし、時たま無神経な言動をしても声を荒げる人はいないし、御本人は大過なく生きていくわけである。
佐藤日向は人から好かれやすい人物であるにも関わらず人気はないが、おそらくこれも人間社会における典型的な事例なのである。
「人から好かれやすそう」という特権的な貴族が世の中には一定数いて、果たして本当に好かれているのかというとそうでもないし、好きだという自己判断の積み重ねというよりは、なんか「他人から好かれているだろう」という迂回した目線で見ているわけだが、これが人間社会なのであろうし致し方あるまい。







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