2017.10.05
アロマで風邪は予防できる
アロマオイルのように効果を厳密に証明できないものはだいたい創価学会と同じジャンルとして扱われるようだが、信じる者は救われるという言い伝えもあるし、生きてるのか死んでるのか知らんが池田大作先生を信仰することで薔薇色の人生を送っているひとだっている。わたしはアロマの版図を拡大させようという布教の熱情もないから、流行らなくても差し支えないし、アロマが世界地図から消えたとしても何ら痛痒がない。だから創価学会のように強引な折伏をするわけでもなく、いわば革命戦線の途次における箸休めというか、星辰の瞬きから遠い暗渠において、筆遊びとして灰色の紙片に稿を起こすだけである。アロマについて、何と言っても強調したいのが風邪の予防である。わたしはアロマを導入してから風邪を引かなくなった。実用性がないオサレなアイテムだという謬見を持っていたが、実際は実用性の固まりである。喉が痛い、鼻水が出るという初期症状にルルは効いてなかったが、アロマを吸うと明らかに菌を消毒してくれるし、予防効果が凄まじい。アロマにはいろいろと種類があるが、風邪の予防としては殺菌効果があるユーカリ、ティーツリー、レモンなどが代表的である。おそらくティーツリーが最もいいと思われるが、わたしはユーカリを好んでいる。気軽に試すには、瓶に木の棒が挿してあるタイプのが簡単かもしれないが、継続的に使うのであれは精油の原液を買ったほうがいい。アロマの瓶になぜ木の棒(リードスティック)が挿してあるかというと、精油は揮発性があるが、そのままだとなかなか蒸発しないので、木に染み込ませて蒸発を加速させているのである。このタイプの安物は人工香料であることも多く、鼻が曲がるような匂いで悪酔いすることもあるから、あまりよくはない。おそらく一般的には加湿器タイプのものがお手軽であろうし、夏場は湿気が懸念されるが、それ以外の季節なら加湿タイプでいいだろう。小皿に精油を垂らす原始的な方法も、手元なら意外と香る。部屋全体を香しくするには不向きだが、自分だけが香りを嗅ぐには適している。あと、わたしは枕に精油を垂らして寝ているが、精油は刺激が強いので皮膚に付けるのはよくない。だからこの方法は一般人には推奨できない。ここまで「アロマ」という言葉と「精油」という言葉を混用しているが、アロマというのは香りという意味である。アロマというと人工香料も含むが、「精油」というのは植物から抽出した天然の原液のことである。精油の購入についてだが、「生活の木」が最も信頼性があるとされる。だが「生活の木」は価格が高いので無印良品が妥当であろう。アマゾンなどでは無印良品の三分の一くらいの価格のものもたくさん売られており、意外と悪くないのだが、やはり微妙に品質が劣るので、品質と価格のバランスからして無印良品が無難。開封して数ヶ月もすれば香りが薄れるから、少しずつ使うことはできないが、せいぜい月額数千円で維持はできるし、役に立たない風邪薬よりはよほどコスパがいい。
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