経歴詐称とはまた別に、アリバイとして肩書を求める心理がある。
アリバイの訳語は現場不在証明だし、やってないことの証明なのかもしれないが、サッカー部に一週間いただけでサッカー少年だったかのように語るような人を揶揄して、アリバイと言ったりするわけだ。

たとえば有村悠さんなどは艦これ同人誌でようやく実態としての同人活動が出てきたといえる。
さすがに艦これもブームが去っているから収入は下がっているだろうが、オタクという自己設定のために落書きの同人誌を出していた時代とは違う。
以前に比べれば画力も向上し、絵柄は古いが、かなり細かく描きこんでいるので、1970年代くらいにプロが描いた作品と言われればそうかなと思うレベルである。半世紀前の水準といえばそれまでだが、ずいぶん本気で執筆している様子が伺える。
こうなるまでは、ちょっと囓ってアリバイを作り、それで生きてきたわけである。
フリーライターをやっていたのは事実だが、仕事量は少ない。
東大に入ったのは事実だが、ずっと不登校であった。
イラストが商業誌に採用されたことがあるのも事実だが、その一度だけで終わり。
つまり真っ赤な嘘とは言い難いが、自己設定のためのアリバイだけ作って、 いかにも本格的にやったかのように見せるわけである。

肩書を作るのが人生とも言えるから「肩書にこだわるのはよくない」という綺麗事は無益だ。
医者になる人は肩書が欲しいから医者になるのである。
あまり俗的な本音を言うのも差し障りがあるから、とりあえずタテマエ的に美しい志望動機を求めることも必要だが、結局のところ、動機は上っ面でいいが、たとえば国公立の医学部に合格するならそれだけの勉強が必要だし、努力は本物でなければならない。
これが真逆だったのがかつての有村悠さんであり、いわゆるワナビー問題と言える。
まずは肩書に憧れていて、その幼稚な憧れを、何かしら純粋で美しい動機と錯覚し、庵野秀明の後継者と自己陶酔していたわけだが、実際の努力が上っ面なのである。
先程も述べたように有村悠さんは艦これに出会ったことで、 エロ同人とはいえ、創作そのものを目的にできるようになったのであるし、 予後がよい部類と言えるであろう。







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