人間はアンビバレントな生き物である。たとえば親が子どもの成功を願うかというと一筋縄ではいかない。あくまで親が自慢できる格好で子どもが成功しなければならない。いくら血縁があっても、自分のことではないのを自慢するのだから変な話であり、ここはそれなりの工夫が必要である。親としては当然ながら自分を追い抜いて欲しくないという心境にもなりうるし、これをこじらすと毒親と呼ばれるが、複雑といえば複雑だし、単純と言えば単純である。ともかく自慢できる状態になれば健全な家庭であるし、そうでなければ機能不全家庭ということになる。親の性格の問題でもあるし、育てやすい子どもとそうでない子どももいる。たとえば有村悠さんみたいな発達障害者が自分の子どもだとして、箍の外れた馬鹿だが東大にギリギリ合格できる程度の能力はあり、しかし普段の注意欠陥を極めた言動を含めると、自慢の息子にはなりそうもない。財務官僚になれるレベルなら降参するしかないが、東大で落ちこぼれるレベルとなると、追い抜かれるのは親として心穏やかではあるまいし、いっそのこと自分と同じ高卒になってくれとママンが考えたかもしれないわけだ。ともかく人間はアンビバレントなのである。温厚な気質の人は親子の葛藤を抱えづらいはずだが、有村悠さんのように、ママンも御本人も気性が激しいとなると、どちらがマウントを取るかという内輪揉めに明け暮れるのである。さて、有村悠さんは親子でクズというのがひとまずの結論なのだが、自慢しやすい子どもに恵まれて健全に生きている家庭の健全さとはなんぞやという疑問もあるし、金持ちだから銀行強盗をやらないのと同じ話であるから、有村悠さんの殺伐としたディストピアこそが本当の人間の生生しさである。人生の一回性、つまりサイコロを振る回数がとても少ないので、肥溜めに堕ちた人と堕ちなかった人ではまったく違う世界を生きているし、地球上をあまねく舐め尽くすように体験するわけではなく、指先で届く範囲を撫でる程度で寿命は尽きるから、一皮剥けば誰でも同じとは言い難いのだが、何にせよ有村悠さんはドストエフスキー的な暗澹たる世界に足を踏み入れてしまったので、人類の業病を深淵まで覗き込むしかないのである。このところ複数の枕を購入してゴロゴロし、脊椎動物としては生きてないようだ。悪事とは縁遠い人間であるのに極めて不健全な生活史を辿っており、いわゆる真面目系クズの典型となっているのだが、その階層にうずもれて死んでいくか、いわゆる運命愛というか、ひとりの表現者としてその実存を活写して抉り出すべき天命を知るかどうかであろうし、所詮は籠の中の鳥に過ぎない人間が自らの境涯を徹頭徹尾探究することによって人類の普遍性を悟ることもあるのである。







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