よく年末が忙しいというが、これは締切間際に思いつくタイプの人間が結構いるからである。これは多動性の問題でもあるから個人差はあるが、人間は切羽詰まるとアイデアが浮かんでくる。その閃きが優れている人もたまにはいるのだが、優れた閃きでも人間のクズがたまたま天才という話であるから褒められたものではないし、ましてや、莫迦なのに思いつきだけは百人前というのがいるから困るわけである。あるいは、年末になってようやく重い腰を上げるのは一種の常識なのかもしれない。三井住友海上の保険の代理店の奴が事前連絡もせずにいきなり年末にやってきて12月末までに書かないといけないクソみたいな書類に記入させられたのだが、それはもっと前に持ってきて然るべきものであった。これなどは莫迦というよりは、社会的な図々しさなのであろう。わたしはすでに加入しているわけだから前触れもなく飛び込み営業のような格好で来るのは理解しがたいが、たぶん他人の都合を乱して不興を買うのを厭わないのがそいつのやり方なのだろうし、塵芥のような有象無象に数撃てば当たるという営業のメンタリティなのだろうと思われる。当然ながら、12月だから普段より早めにと気を遣う徳操高き人もいるであろう。延々と放置していて年の瀬ギリギリにやってくるのは発達障害者か、もしくは図太いコミュ強か、ともかくろくなのがいない。誰もが駆け込み乗車をしたら将棋倒しで死亡者が出るに決まっているし、あらかじめ乗車している人が多いのであるが、しかし、駆け込み乗車の慌ただしさこそが人間なのかもしれないし、秩序が逸脱を作り出し、逸脱が秩序を作り出すというか、そもそも急いでないのに駆け込み乗車をしてしまうこともあるし、発車間際の風物詩として欠かせない気もする。死は平等であるが、死生観がひとによって異なるような具合である。重力のように抗えないはずの死や時間に対する考え方がひとによって異なる機微は、それぞれの顔立ちが違うように必要なのであろう。遅刻魔がいてこそ、時間というものの輪郭が浮かび上がるとも言える。とはいえ、迷惑行為であることに疑いはなく、11月にやればいいものを12月28日に言い出す面倒な輩とか、年明けで充分と思われることをなぜか切羽詰ったように12月28日に勇み足で実行して他人を煩わせるなど、切迫した慌ただしさで本性が照らし出されるのである。







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