この世の中には「そんなことは言ってない」という便利な言い回しがあるようである。確かに言ってはいないだろう。だから「言ってない」という言説そのものは正しい。どちらかというと相手の魂胆をズバリと指摘したときにこの言い回しが出てくる。こちらが極端に誇張した場合でも「そんなことは言ってない」という返しはありうるから擦り替えとして便利なのだろう。あるいは、ともかく人間の魂胆については「言ってない」ところが肝心であり、そこが世界の本質である。言ってないのは反論にはならないし、そもそも反論の必要があるわけでもない。人間はいろいろと不満を抱えており、よからぬことを企みながら生きている。ここにもいろいろな個性があり、たとえば天皇陛下のような正直者のタイプがいれば、秋篠宮や小室圭のような嘘つきタイプもいるのであり、後者の方がソーシャルスキルは高い。われわれは小室圭のたくらみについて、あれこれ憶測で語るわけだが、人間の魂胆は未遂に終わることが多々あり、たくらみは人間の脳裏を遊弋する選択肢でしかない。秋篠宮家の苦悩は、恵まれた人間ならではの軽佻浮薄なものであり、もし彼らが皇族でなかったとしても、たとえば津田大介と同じような不満は抱えるであろう。一見したところ華やかで世渡り上手だが、本人そのものの薄っぺらさが苛立ちの原因となるのである。何にせよわれわれの揣摩臆測については「そんなことは言ってない」という誹りは付きまとうが、なにしろ不満や欲求で溢れかえっている人間たちに警戒を怠るわけにはいかない。たとえば小室圭の周辺に自殺者が多いことにわれわれは警戒心を抱くわけであるが、婚約者には不幸な王子様として認識されているのだろうし、あるいは、われわれは彼らの睦言を直に聞いたわけではないから、それすらも空想になってしまうが、近親者の自殺を純然たる悲劇として捉えたり、生々しい欲望の軋轢の結末として血が流れたと理解したり、いろいろとあるわけである。同じ地球上にいても、われわれはそれぞれ異空間にいると言うこともできるし、人間それぞれ特定の時間や空間だけに居合わせて生きており、それ以外は別宇宙への想像でもあるのだが、他者の実情が認識不能であるとしても、その因果がお互いに地続きであることもある。そもそも自らの篋底に潜めている悪意でさえどこまで本気であるのかわからないが、何にせよ実行されるとなれば、他人の人生がわれわれの人生に影響を与えたりするので、あれこれ憶測するしかないのである。







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