2020.05.12
高齢者の死を本当に悲しんでいるのかどうか
コロナウィルスで人口の1%が死ぬのもなかなか難しい具合である。
アメリカの人口は3億2000万人で、今のところ8万人が死んでいるが、320万人まで到達するのはかなり難しい。
日本の人口が1億2000万人として、このうち120万人がコロナウィルスで死ぬのも難しそうである。
自粛しないでノーガードだったら1%超えはできるとは思うが、たぶんその程度の話である。
なおかつ80歳過ぎの人間は何らかのキッカケで死ぬのだからノーカウントとすれば、かなり致死率は低いはずなのである。
それにも関わらず、われわれはこの病気を恐れ、相互に警戒しあっているのである。
これが差別の戯れでないとしたら何なのであろう。
つまるところ、大半の人は検査難民や医療難民となることを恐れているのである。クラスタの感染源として不祥事の汚名を着せられることを恐れている。感染してしまうと社会的に厄介なのである。
死期が迫っている高齢者にトドメを刺す病気であるが、どっちみちなんらかの病気で死ぬのであろうし、そういう死因のひとつというだけの話である。
そもそも現実の葬式に参加したことがある人ならわかるだろうが、意外と誰も悲しんでなくて驚くわけである。高齢者の葬式だと親族が談笑しているのが普通だったりする。子供の頃は芸能人が死んだりするのが大悲劇として扱われているのを見てきたから、葬式とは悲劇の極みの場だと思っていたが、実際はそうではない。テレビで見る葬式と、実際に体験する葬式はまったく違う。テレビに映っている芸能人は一芝居打って嗚咽してみせるくらいはするが、一般人の葬式でそんなことはない。無論、子どもが死んだりしたケースならさすがに悲痛なのかもしれないが、高齢者の葬式はもっと恬淡としたものである。義理で参列している人は不謹慎とならぬように目を伏せているだけであり、ただの儀式である。人間の死を軽く扱うとそれはそれで問題だから儀式も必要ではあるが、あくまで儀式は儀式である。あるいは、マスコミにマイクを突きつけられると死は嘘になってしまう。われわれは死というものを儀式として厳粛に扱うだけであり、テレビの前で見せる筋合いのものではないのである。
というより、日本の場合、高齢者の命を心配している事自体が嘘であり、本当の真実としては、感染した高齢者への対応で医者が死ぬことを恐れているのかもしれない。爺さんや婆さんの死はどうでもよく、医者の命を守るために延々と無為な経済的自粛をしているという問題。医者の命と経済のどちらが重いかといえば経済に決まっている。これについても、われわれ日本人は国民皆保険に慣れており、医者に金を払っている自覚に乏しい現実があるが、医者を守るために目を瞑っているうちに経済的な死体は積み上がるのである。
アメリカの人口は3億2000万人で、今のところ8万人が死んでいるが、320万人まで到達するのはかなり難しい。
日本の人口が1億2000万人として、このうち120万人がコロナウィルスで死ぬのも難しそうである。
自粛しないでノーガードだったら1%超えはできるとは思うが、たぶんその程度の話である。
なおかつ80歳過ぎの人間は何らかのキッカケで死ぬのだからノーカウントとすれば、かなり致死率は低いはずなのである。
それにも関わらず、われわれはこの病気を恐れ、相互に警戒しあっているのである。
これが差別の戯れでないとしたら何なのであろう。
つまるところ、大半の人は検査難民や医療難民となることを恐れているのである。クラスタの感染源として不祥事の汚名を着せられることを恐れている。感染してしまうと社会的に厄介なのである。
死期が迫っている高齢者にトドメを刺す病気であるが、どっちみちなんらかの病気で死ぬのであろうし、そういう死因のひとつというだけの話である。
そもそも現実の葬式に参加したことがある人ならわかるだろうが、意外と誰も悲しんでなくて驚くわけである。高齢者の葬式だと親族が談笑しているのが普通だったりする。子供の頃は芸能人が死んだりするのが大悲劇として扱われているのを見てきたから、葬式とは悲劇の極みの場だと思っていたが、実際はそうではない。テレビで見る葬式と、実際に体験する葬式はまったく違う。テレビに映っている芸能人は一芝居打って嗚咽してみせるくらいはするが、一般人の葬式でそんなことはない。無論、子どもが死んだりしたケースならさすがに悲痛なのかもしれないが、高齢者の葬式はもっと恬淡としたものである。義理で参列している人は不謹慎とならぬように目を伏せているだけであり、ただの儀式である。人間の死を軽く扱うとそれはそれで問題だから儀式も必要ではあるが、あくまで儀式は儀式である。あるいは、マスコミにマイクを突きつけられると死は嘘になってしまう。われわれは死というものを儀式として厳粛に扱うだけであり、テレビの前で見せる筋合いのものではないのである。
というより、日本の場合、高齢者の命を心配している事自体が嘘であり、本当の真実としては、感染した高齢者への対応で医者が死ぬことを恐れているのかもしれない。爺さんや婆さんの死はどうでもよく、医者の命を守るために延々と無為な経済的自粛をしているという問題。医者の命と経済のどちらが重いかといえば経済に決まっている。これについても、われわれ日本人は国民皆保険に慣れており、医者に金を払っている自覚に乏しい現実があるが、医者を守るために目を瞑っているうちに経済的な死体は積み上がるのである。
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