2020.06.13
自尊心の低下
このところいろんな人々の自尊心が低下していると思われるが、やはりこの強いられた閑暇によって経済的な赤字が積み増しされており、あるいは通勤している人でも、実は仕事がないのに会社に行っているのかもしれないし、駅前が雑踏で埋め尽くされていても、あまり店舗に人は入っていなかったりする。マスクをして通勤通学するのが精一杯であり、本物の経済活動ではない。スーパーやドラッグストアだけは相変わらずの行列である。経済苦が差し迫っているのであれば、まずはスーパーのレジ打ちをやることを考えるべきだし、またそれとは別の精神的問題として、借金苦という状態から遠くても、赤字が増大し預金残高が減っていくのは不安、ということはあろう。つまり経済問題と、精神的な自信喪失のふたつの課題が世界を覆い尽くしているのである。これについては解決方法はあるまいし、せいぜいこれを自覚するしかないのである。木村花さんが誹謗中傷で自殺したというのは虚偽であるし、実際には活動自粛で自尊心が低下したからである。前日の小池都知事の会見のせいで永遠に活動が出来ないと思いこんだからである。たぶんこれを自覚しないと、同じような悲劇は訪れるであろう。この世界的な暗雲において、自尊心が低下しても、活動停止の間に腕前を上げておくことはできるであろうし、切実な借金苦であれば話は別となるが、目先のことだけを考えるのもよくないことである。現在においてメンタルがよくないのは当然であるが、ではそれによって腕前が下がるかと言うと、そこは人それぞれであろう。自尊心の低下については解決不能であるが、いつまでもコロナウィルスがあるわけではないので、自尊心回復のためのデモ活動や訴訟提起に頭がいってしまうのは、あまり得策ではないように思う。デモをやっている暇があるなら少しでも勉強したりなにかの腕前を上げたほうがいいと思うが、短絡的な人が多いのも確かである。傷を掻き毟っても治らないので愚行はやめたほうがいい。
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