2021.02.11
貴乃花の身内が嘘つきになる法則
癒えることのない業病のように、同じ失敗や不運を繰り返すことが多々ある。人生において繰り返し繰り返し起こるのはやはり偶然ではなく因果がある。貴乃花の身内がなぜ胡散臭いのかというと、やはり貴乃花本人のソーシャルスキルが極端に低いので、他人と格差が出来てしまうからである。貴乃花くらいにソーシャルスキルが低いと他人から虐められたりするのが普通だが、なにしろあの圧倒的な強さであるから視野の狭さが温存されてしまう。貴乃花の狭量過ぎる真面目さは周囲がいじることも出来ない。業病のようなソーシャルスキルの低さが、身内から軽侮される原因となる。嘘が嫌いな性格だからこそ、家庭内で嘘が蔓延する。正直と嘘が溶け合うことはなく、相容れない異物として分離してしまう。求道者としての気質が強いが故の孤独でもあるから、治すべき欠陥とも言えないが、何かを極めるのに適したパーソナリティが普通の人生を許さず、絶えることない軋轢を生む。もはや現役ではないし指導者ですらないから、普通の人間になってしまってもよいのだが、そう簡単に別人にはなれない。あまり本当のことばかり言っていても世の中は成り立たないので、ひとびとは社交辞令とかお世辞で取り繕って、真相については察しているのだが、その曖昧さが理解できない人間に嘘の効用を理解させるのは難しく、不倶戴天の敵となるしかない。貴乃花くらいに嘘を嫌っている人間はこの世にそうはいないだろうが、それがゆえに家族全員が嘘つきになってしまうのは、妥協なき姿勢が生み出す病である。われわれ赤の他人が貴乃花を遠くから見て立派だと思うのは可能だが、身内として一つ屋根の下で暮らしていたら耐え難く、真逆の嘘つきになるしかあるまい。あの靴職人の息子にしても、貴乃花の背中を見て、そのままやると靴を作る以外に何もしない人生になってしまうので、騙し騙し生きることを選んでいるのだ。
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