オリンピックが高視聴率だそうである。結局のところ、スガのせいだけでなく、日本国民が腹を括れてなかったことも大きい。スガは異常者ではなく、健常者の代表であるから、国民が腹を括れてないなら、小役人的な対応になるだろう。日本国民が、口先だけでなく、パンデミック状況下でオリンピックをやることを本気で疎んじていたのなら、スガも凡人として、それなりに考慮はしたと思う。つまり「オリンピックには反対だが、開催されてしまったならテレビで見ている」という不逞の輩がかなり多いと思うのだが、日本国民がこれだけ中途半端だと、スガ程度の人物では大英断はくだせない。そもそもスガが小者であるのはわかりきっており、そして、どっちみち税金でツケを払うことは避けられないのだから、いわゆる損切りの決断を日本国民がするべきだったのである。パンデミック化でオリンピックが回ってきたという貧乏くじを損切りするというのは途轍もない痛みであるが、日本国民が自ら主体的に、この損失は仕方ないと受け入れる気持ちがあれば、状況はもっとマシだった。スガが小者で日本国民も小者だったという結論に尽きるであろう。損失は損失として認めて、損切りをして、被害の拡大を防ぐという決断は、日本国民がそれなりにしなければならないのである。今回のオリンピックに関わらず、損切りを嫌がって巨額の負債に繋がることが繰り返されるのは、国民の主体性の低さであるし、また世の中は間接民主制であるが、どうも日本人は間接民主制こそが理想と思っているフシがある。本来は直接民主制がいいという発想は日本人にはとぼしく、間接民主制こそ理想(直接民主制という意思の欠落)なのであろう。どうも日本で直接民主制というと、一部の人間が徒党を組んで先鋭化しているイメージであるし、これは天皇制と関係があるかもしれないが、おそらく直接民主制にネガティブなイメージが有り、間接民主制のほうがまだマシと思っている気がする。なんにせよ、損切りだけは覚えておかないと、今回のような大惨事が繰り返されるので、損失は損失として受け止めるのは日本国民としても考えなくてはならない。大破局になってバンザイしてから一億総懺悔するのではなく、初期段階で損切りすることを学ばなければならない。







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