2023.11.13

空き巣の下見

ピンポーンピンポーンとうるさいからなんだと思ったら、変な営業だった。屋根が壊れているから直してあげたいとか。では屋根修繕のインチキ業者なのかというと、必ずしもそうではなく、一軒一軒回りながら様子を見ているように思えた。すぐに帰っていったが、ああやって下見しているのだろう。もしかすると、空き巣とリフォーム詐欺を兼任しているのかもしれない。不思議なことに、こういう下見行為は捕まらないようである。わたしはその男が帰ってから、その男を付け回して問い詰めることを空想して憤ってみたが、それだけである。空想で怒っただけで現実には何もしなかった。こうやって胡散臭い営業でピンポーンピンポーンやるのは、「この家はいつも留守だ」とか「高齢者しかいない」とか探りを入れているのだろうし、空き巣や詐欺の下見だろうと多くの人が思いながらも、やはり正真正銘の犯罪者を眼前にするとたじろぐのである。一部の人は通報しているはずだが、それはピンポーン男が立ち去った後のことだから、なんにもならない。激しく問い詰めながら警察に通報すれば効果があるのかもしれないが、正真正銘の犯罪者を相手にして、自宅を知られた上での揉め事はやりたくない。不審者という言葉があるが、われわれが誰かを不審者不審者と煽ったりするのは、変わり者を軽侮しているだけで、実際は安全だと思っている。こうやって一軒一軒ピンポーンピンポーンと巡回して、それぞれの家に探りを入れる大胆な下見こそ、本当にどうにかしないといけないものであるが、たぶん不審者とは別枠なので困った話である。やはり他人をジロジロ見て嫌がらせをする人間心理が不審者という言葉として結実しているから、空き巣の下見みたいな本当の犯罪者には対抗できない。ピンポンを鳴らさずに人の家を見ていたら不審者として警察に通報されそうだが、堂々とやってくる空き巣の下見はお手上げである。







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